つくることだけではなく力を入れたいこと

つくることだけではなく力を入れたいこと
  • ベジスタ部屋!比較対象、Radixの会常任理事後藤さん(左・168センチ)。

    ベジスタ部屋!比較対象、Radixの会常任理事後藤さん(左・168センチ)。

    • やっぱりコンピュータが身近なんだ!土地柄なんでしょうか。
    • 櫻庭アイコン周りは結構やってますね。コンピュータは一人一台は持ってるし…。僕はマックとウィンドウズを使ってますが、ウィンドウズは税金の申告のためだけ。それがなかったら全部マックにしたいところなんですよね。
    • コンピュータと携帯は必需品になってますね。ところで携帯のない頃ってどうしてたんですか?
    • 長田アイコンこの仕事を始めたときには携帯があったから! 櫻庭さんの頃はおべんと箱みたいなやつでしょ?
    • うわぁ〜ここがワカモノ世代の境界線か……。仕事を始めたときから携帯があるってのは。
    • 櫻庭アイコンで、農家は大抵水没させますね(笑) 
      僕も2回水没。
    • 農家には防水携帯が必須と言うことですね。
      ベジタブルスタイルのみなさんにお話し聞いていると、趣味やらなにやらにお金も使って、とっても豊かに感じるんですが。
    • 櫻庭アイコン生活自体にお金がかからないし、何かを買うっていうのは秋口あたりだから。普段は服だって作業着さえあればいいから、秋にまとめてどーんと購入する。
    • 自給自足……とか?
    • 長田アイコン自給自足ではないですー(笑)。でも、夏場はしつこいくらい野菜が出ますね。
      あるから食べなきゃいけないんですけど。で、冬になると途端に購入率が高くなる。
    • 櫻庭アイコン11月、12月、もやもや感が募ってアマゾンとかででついつい注文しすぎる。雪が降って農作業も終わると物欲がムクムクと首をもたげるんですよね。
    • 仕事とその他のことのONとOFFがはっきりしていて気持ちがいいですね。豪雪地帯の秋田ならではなのか。最後に、くだけた話ばかりだったので、つくることに関してのこだわりや今後のことを聞かせてください。
    • 櫻庭アイコンこだわりは、ないんですよね。やれる事はやってみるという感じでしょうか。
      らでぃっしゅぼーやに中玉トマトを出荷しているんですが、出荷できないトマトを2年前からジュースにしています。栽培面積を増やしてジュースの本数を増やしたいですね。
      他にトマトの艶を期待したり防虫のためにバジルを植えているんですが、植えっぱなしなんでペーストにするとか…。
      今のところ二つですが、自分で加工して販売していきたいですね。
    • 長田アイコンこだわりというほどではないですが、生産者の思いをもっと知ってもらいたいし、消費者の声ももっと聞きたい。生産者と消費者の思いが重なるモノづくり、できるだけニュートラルな立ち位置でモノづくりをしたいと思っています。
      将来に関しては、市町村や地域を越えた出荷ネットワークみたいなものに興味があります。具体的にこれとは表現できないのですが、出荷組合なのか、運送屋なのか…?
      秋田県は人口が少なくて農産物を地元で消費するのは困難だし、首都圏や大消費地から遠いので出荷にかかる経費は相当なものです。小さなロットのものでも簡単に集荷・出荷できる形があれば、産地としてのバリエーションももっと増えると思うんです。
    • 農業未体験者にありがちなこと

       そんな自慢顔で言われても……(長田さんの実体験に基づくお話し)

    • 「生まじめなのに柔らか」「無骨なようで軽やか」というのがベジタブルスタイルさんの印象です。もうそろそろワカモノは卒業の年齢とキャリアなので、迷えるワカモノたちをどんどん引っぱっていってください。
    • (2012年 2月 26日取材)
    次回は奈良産直センター所属、意外な経歴を持つ松井さんのお話です。
    (2)ベジタブルスタイル 櫻庭 和博 さん 長田 顕司 さん